三菱航空機のMRJが無事初飛行を終えて半世紀ぶり日本初のジェット機誕生に感動さ
れた方も多いと思いますが、以前にもお伝えしましたが、まさにこのMRJは下町ロケ
ットなのではないのかな?!と思いました。その中の加藤製作所は105名の小さな製
作所ですが、主翼部分を担う部品を見事作り上げられたそうです。その秘訣は・・・
加藤製作所とは?
今回主翼のセンサー部分に使われた部品を作っているのが、加藤製作所という事はもう
ご存知の方も多いと思いますが、この加藤製作所は、岐阜県中津川市にある従業員10
5名の会社だそうです。
創業は明治21年で、今の加藤製作所として創立したのは昭和29年ということなので、創業125周年を迎える1世紀を越えても残る素晴らしい会社なんですね。
経営ビジョンは
【日本のモノ造りの礎となる】
経営理念が
【喜びから喜びを】
とされています。
礎(いしずえ)とは
1 家屋や橋などの柱の下に据える土台石。根石 (ねいし) 。柱石 (はしらいし) 。
2 物事の基礎となる大切なもの。また、その人。「建国の―となる」「今日の繁栄の―を築く」
という意味。ここでは、2番目の意味でビジョンに掲げられていますよね。
雇用している従業員はシニア・パートが約半数?!
105人中50名がシニア・パートの方たちらしいです。
現社長の加藤景司社長(読み方は違いますが、偶然著者の父親と同じ名前!なんか嬉し
いですw)仕事を通じ社員とその家族、協力会社、お客様、そして多くの皆さんの喜び
を私たちの喜びとすると言われておりと言われています。
本当は、人件費の低減という観点から取り入れたらしいのですが、60歳以上の方の働
きぶりはさすが、今の日本を作り上げてきていただいただけあり、他の社員の模範とな
って学ぶ所が多かったらしいです。なので、いまでは半数以上が60歳以上となってい
るらしいです。
今はだいたい定年は65歳になっていますが、65歳って昔と違ってまだまだ働ける能
力や体力は残っていますよね。でもなかなか思うように採用してもらえる所がないとい
うのが現実かもしれませんね。でもこういう会社のように積極的に採用をしてくれる所
が増えれば、役割を分担しながら勉強させていただく機会も増えるような気がします。
航空機業界への参入で技術が認められMRJに採用
MRJの主翼部品に採用される前には、加藤製作所の技術品質が認められてボーイング
787の部品加工をされていたようです。
技術品質が認められ、ボーイング787の部品加工を担い、量産へとつながった。また日本製小型旅客機※MRJのプロジェクトにかかわることができ、主翼の部品加工に参画。航空機産業に参入するメリットは、長いスパンで高付加価値技術が発揮できる点。未来を見据え、大きなチャレンジに踏み切った。
「他社のように海外に出るという手もあると思う。しかしわが社の海外進出は想像できない。創業から127年、この土地で雇用を生み、社員家族の幸せに貢献してきたことを思うと、ここで足元を固めていきたい。どれだけ量産技術が発達しても、人の手が生み出す価値を追求していきたい」という。ここまでやるのか!という感動をお客様に与えられるよう、社員たちと技術を磨いてさらに突き抜けていきたいと語る。※MRJ(ミツビシ・リージョナル・三菱重工業が製造、三菱航空機が設計・販売を行う国産初のジェット旅客機ジェット)
http://www.funaisoken.co.jp/site/column/ModelCompany/m_170.html
著者は、全くと言っていいほどこの科学てきなことや細かい作業が超がつくほど苦手な
ので、天と地がひっくり返っても無理なんだろうな(笑)なんて思いますが、1つ1つ
のことを丁寧にそして信じてチャレンジするという心は、自分自身に当てはめて考えて
実施していきたいなって思いました。
まとめ
大きな成功の影には、決して大体的にはならないサポートや苦労話があるのだなと思い
ます。決して1人ではできる事ではないというのは、人生においても日々感じる事だと
思います。それを決して当たり前と感じず、頑張っている人がいるという事を思い、自
分自身も戒めて、人生や仕事に対して取り組んでいきたいなと思いました。下町ロケッ
トっていうドラマを見ていても本当に小さな1つのネジとか技術が少しでもずれていた
らロケットって飛ばないって話を見ると『まっいっか~!』てのが通用しない世界なん
だなとしみじみ痛感しつつ、自分自身考えさせられるものだなと思っています。こんな
素敵な会社がどんどん増えていって、生産性があがり日本経済の活力になって欲しいで
すね。
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