電気風呂の数が関東より関西の方が多いのはなぜか?理由は江戸時代の〇〇!
個人的には苦手な電気風呂。この電気風呂、関東より関西の方が設置率が多いって知っ
てました?なぜ関西の方が多いのでしょうか?!その理由は江戸時代の〇〇が理由だっ
たんです。
関東より関西の方が電気風呂が多い理由は江戸時代の規制?!
関西在住で、温泉が大好きな私は関西の銭湯やスーパー銭湯と言われるところには結構
足を運んでいるんですが、
『電気風呂』ってどこにでもほぼと言っていいほど設置されています。
でも関東の銭湯はこの電気風呂の設置率って低いらしんですよね。
その理由が
江戸は幕府のお膝元だったことが関係しているそうなんです。
その当時、上方の銭湯はほぼほぼ混浴!
でも江戸は規制が厳しいので、別浴が通常。
その伝統が引き継がれて、設備まで影響したらしいです。
打たせ湯も間違って飲むといけないのでNG!(なんでやねん!と突っ込みたくなりますよね)
本当に規制が厳しかったので、経営者が消極的になっていったそうです。
初めて電気風呂を設置したのは京都!
では、初めて電気風呂を設置したのはどこ?!
正解は
京都の北区にある船岡温泉♨
船岡温泉は1923年(大正12年)に木造2階建ての料理旅館「船岡楼」の付属浴場として営業を開始しました。
その後、当時は温泉の出なかった京都でなんとか「温泉」の許可が取りたいと考えた2代目が、
1933年(昭和8年)に日本で初めて電気風呂を導入し「特殊船岡温泉」として許可を受けました。
戦後間もない1947年(昭和22年)に本格的に銭湯として営業を始め、現在に至っています。
引用:船岡温泉 | 船岡温泉
と言われています。
古き良き銭湯という感じで、行ってみたい温泉です。
今の技術では、温泉を掘る技術はあるけれど、その当時はその技術がないけど、なんと
か温泉の称号がほしくて、電気風呂を導入し通産省に『特殊温泉』と名乗る許可をもら
ったんですって。
船岡温泉だけが電気風呂の特権を保たなかった理由
一生懸命考えて温泉と名乗る許可をもらったのに、京都に広がったのか?というところ
ですが、普通は特権を利用することによってお客さんをたくさん呼べるのに・・・
と思う人も多いかと思います。
では、なぜそうしなかったかというと
この電気風呂ってメンテナンスが必要なんです!!!!まぁ管理する技師が必要だった
んですが、その人を雇うとなると一軒では雇えない為、西陣の銭湯全体に電気風呂を広
めたんですって!!!
なるほどね!そんな理由から京都一円に広まり、そこから関西に広まったんですね。
電気風呂のメーカー小西電機(株)
京都で最初に取り付けられた電気風呂の時に小西電機さんが活躍されたそうです。
もちろん今でも日本全国の電気風呂に使われているそうです。
電気風呂はお湯に微弱な電気を流して、入浴者にソフトな電気的刺激をお楽しみいただく装置です。 1974年に通商産業省の電気風呂装置製造認可を、日本ではじめて当社が取得して製造・販売を開始して以来30余年、 公衆浴場・スーパー銭湯をはじめ、健康ランド・サウナ・ホテル・保養所・温泉施設・デイケア施設・ゴルフ場・スポーツクラブ等、 北は北海道から南は九州・沖縄まで、全国各地に幅広い導入実績があります
東大阪の会社だそうですね。
関西の会社!嬉しいですね♪♪
まとめ
電気風呂に入らないので、あまり興味深くは見ていなかったのですが、関東で少ないと
いうのは知らなかったです。
でもその背景に時代の規制が関係してたんですね!まぁ江戸が厳しかった分、関西は、
お客さんの喜ぶサービスを積極的に取り入れていったみたいなんですね。
東京で銭湯を建てるのにわざわざ関西の業者を呼んで建てたりすると、銭湯研究の第一
人者の町田忍先生は言われていましたよ。
関東と関西の商売の違いなどは、そういう規制も大きく影響しているではないかと思い
ました。